2007年11月26日

突き抜けるツーリズム。

今 考えているコト。

先週末、友人Yちゃん夫婦が

「阿蘇・小国方面に旅行をしたいけど

 黒川も杖立も、全然宿が取れない!」ということだったので、

のらくろさんがやってる民泊を紹介した。


昨日、Yちゃんから電話があって、メチャメチャ感激してた。

「なんだか、小国にお母さんとお父さんが増えた感じです」だって。

よかった〜。


小国とかツー大とか、誰彼構わず紹介したいとは思わない。


(ボクが受け入れられているかは、他の人の判断なので置いといて)

ボクの勝手な判断基準で、

「この人が小国に関わるコトが、この人にも小国にもプラスになる」

という人にしか紹介しないようにしている。

Yちゃんは、その中のひとりだった。


望まれない客人が大勢無秩序に訪れて、

自分たちの大好きな場所を荒らしていくのは堪えられないから。





昨日、九州農政局主催のシンポジウムに行ってきた。

登壇したのは、養父さん、井手さん、小役丸さん、米田さんという

よく知っている人たちに加えて、

農協観光、トヨタ自動車、キリンビールという

世間一般で言う「大企業」の人たち。

「グリーンツーリズムと心の旅」というタイトルのパネルディスカッションの、

コーディネーターである養父さんが設定した裏テーマは

「企業がグリーンツーリズムにどうやって関わっていけるか」

ということだったように思う。

さすが養父さん。ナイス!

これは、去年ツー大を受講していた時からボクが考えていた問題でもあった。


三社とも、いわゆる「送り手」側にいるし、

企業として利益が上がって行かなければ事業の継続は出来ない。

かつ、農協観光の担当者が

「『なにもしない』という本当のツーリズムは、業として成立しない」

なんて発言をこの場でしてしまうのが現状なんだから、

トヨタの人も、キリンの人も、一般論的な微妙な発言に終始していた感は否めない。

そして、言外に「やっぱり大量輸送・大量消費が原則だよね」というニュアンスも。


養父さんが

「グリーンツーリズムがなかなか突き抜けていけない現状を打開するヒントは、

 農業と、宿や民間企業の連携にあるのではないかと考えている」

と話していたが、この意見には賛成。

付け加えるなら、

「その事業に関わるみんなが幸せにならなければダメだ」ということ。

トヨタやキリンビール、そしてボクのいる会社みたいな企業が、

自分たちの利益ばっかり優先して「受け手」側に負荷を与えてはいけない。

それでは地域が疲弊してしまう。

でも、企業として事業を継続させるためには、利益を上げていかないといけない。


そのジレンマが解消される落としどころを見つけることが出来た地域と企業が、

ツーリズムの次のステップに向けて最初に走り出すのだと、勝手に思っている。

昨日のパネルディスカッションを聞いていても、そう思った。


きっと、マス・マーケットやブームを作るのが成功ではない。

企業が右肩上がりで利益を上げ続けていくことだけが成功ではない。

その地域を好きになってくれる人が増えていくのが最初の小さな成功。

リピーターを増やして、内外に波及する経済効果が産まれるのが成功。

そして、未来永劫ずーっとそのムラや地域が続いていくことが大成功。





今回、Yちゃん夫婦をのらくろさんに紹介出来たコトで、

最初の小さな成功は達成したのかな、と。


のらくろさんが、ジイの「なつあきくんも企業に属した人間だから・・・」という発言を

即座に否定してくれた話をYちゃんから聞いて、なんだか泣けてきた。


まだまだ道のりは平坦ではないと思うし、

目指すゴールは、はっきりとは見えないけれど、

頑張りたいと思います。
posted by natsuaki at 20:53| 福岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事のコト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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